「女性を前にすると、何を話していいか分からなくなる」 「頑張って質問を考えても、会話がすぐに途切れて気まずい沈黙が訪れる…」
婚活中の男性、特に真面目で誠実な方ほど、この「会話が続かない」という悩みに深く苦しんでいます。そして、その多くが「自分には面白い話をする才能がないからだ」「もっと気の利いたことを言わなければ」と、話すこと(スピーキング)のスキルばかりに意識を向けてしまいがちです。
しかし、断言します。女性が会話に求めているのは、あなたの面白い話ではありません。むしろその逆で、「私の話を、いかに真剣に、そして楽しそうに聞いてくれるか」ということなのです。
つまり、会話の達人への道は「話し上手」になることではなく、「聞き上手」になることから始まります。
そして、「聞き上手」のオーラをまとっている男性は、ほぼ例外なく「相槌(あいづち)」の使い方が非常に巧みです。
この記事では、まず会話が続かない男性に共通して見られる「無意識のNGな口癖」を3つ指摘します。その上で、あなたの「聞く力」を劇的に向上させ、女性が「この人ともっと話したい!」と感じるようになる、魔法の相槌テクニックを伝授します。
あなたの会話を途切れさせる「無意識のNG口癖」3選
自分では良かれと思って、あるいは無意識のうちに使ってしまっているその口癖が、相手の「話したい」という気持ちを静かに削いでいるかもしれません。
NG口癖1:「でも」「だって」「どうせ」の3D言葉
これは最も危険な口癖です。相手の話に対して、無意識に否定から入ってしまうパターン。
(会話例) 女性:「最近、ヨガを始めたんです。すごく気持ちいいですよ!」 あなた:「へぇ、ヨガですか。でも、体硬いとキツそうですね。」
この「でも」の一言で、女性が共有したかったポジティブな気持ちは一瞬で冷めてしまいます。「だって」「どうせ」も同様に、会話をネガティブな方向に導き、相手の自己肯定感を奪う危険な言葉です。
NG口癖2:「なるほど」「確かに」「勉強になります」の上から目線言葉
一見、相手の話を理解しているように聞こえるこれらの言葉。しかし、多用すると「あなたの話を、私が評価・分析してあげていますよ」という、無意識の“上から目線”なニュアンスを与えてしまいます。
(会話例) 女性:「この前行ったカフェ、雰囲気がすごく良くて…」 あなた:「なるほど、〇〇というお店ですね。確かにあそこは評価高いですよね。勉強になります。」
女性はただ「良かったね!」と共感してほしいだけなのに、まるでコンサルタントにプレゼンしているかのような気分になり、心を閉ざしてしまいます。
NG口癖3:「大変だね」「すごいね」だけの単調な相槌
相手の話す内容すべてに「大変だね」「すごいね」「そうなんだ」だけで返してしまうパターン。最初は共感しているように聞こえますが、これが続くと「本当に話を聞いてるのかな?」「興味がないのかな?」と相手を不安にさせてしまいます。
これは、会話のキャッチボールで、毎回同じ場所に同じボールを投げ返しているようなもの。相手は次第に飽きてしまい、ボールを投げる(話す)のをやめてしまうのです。
あなたを「聞き上手」に変える、魔法の相槌「さしすせそ」
では、これらのNG口癖を、どんな言葉に置き換えればいいのでしょうか。 今日からすぐに使えて、絶大な効果を発揮するのが、魔法の相槌「さしすせそ」です。
「さ」:さすがですね!
相手の能力や努力、センスなどを具体的に褒める時に使います。ポイントは、何が「さすが」なのかを明確に付け加えることです。
(会話例) 女性:「この資料、昨日の夜になんとか全部仕上げたんです。」 あなた:「*すがですね!短時間でこれだけの質のものを作り上げるなんて、本当に仕事が早いんですね。」
ただ「すごいね」と言うよりも、尊敬の気持ちが伝わり、相手の自己肯定感を満たすことができます。
「し」:知らなかったです!
相手が教えてくれた新しい知識や情報に対して使います。これは「あなたの話は、私にとって価値があります」というメッセージを伝える、非常に強力な相槌です。
(会話例) 女性:「〇〇っていうアプリを使うと、電車の乗り換えがすごく便利なんですよ。」 あなた:「え、そうなんですか!知らなかったです!そんな便利なアプリがあったんですね。今度、僕も使ってみます!」
自分の知識をひけらかすのではなく、素直に相手から学ぶ姿勢を見せることで、女性は「この人は謙虚で素敵な人だな」と感じます。
「す」:すごいですね!/素敵ですね!
定番の褒め言葉ですが、これも「何が」すごいのか、素敵なのかを具体的に言語化するのがコツです。感情を少しだけ乗せて、驚いたように言うとさらに効果的です。
(会話例) 女性:「休みの日に、自分で棚を作ってみたんです。」 あなた:「え、すごいですね!DIYまでできちゃうんですか。自分の手で家具を作れるなんて、本当に素敵ですね。」
「すごい」は行動や結果に、「素敵」は感性やこだわりに使うと、より相手の心に響きます。
「せ」:センスいいですね!
相手の持ち物、服装、お店のチョイス、考え方など、その人の「美意識」や「価値観」を褒める時に使います。特に女性は、自分のセンスを褒められると非常に喜びます。
(会話例) 女性:「このピアス、最近お気に入りでよく付けてるんです。」 あなた:「そのピアス、すごくお似合いです。デザインが個性的で、センスいいですね!〇〇さんの雰囲気にぴったりです。」
パーソナルな部分を褒めることで、二人の距離はぐっと縮まります。
「そ」:そうなんですね!/それは楽しそうですね!
相手の話に共感し、会話のテンポを作る上で最も基本となる相槌です。しかし、ただ「そうなんですね」と繰り返すのではなく、感情をプラスするのがポイントです。
(会話例) 女性:「週末に、友達とBBQに行ってきたんです。」 あなた:「そうなんですね!BBQですか、それは楽しそうですね!今の時期、外で食べるご飯は最高ですよね。」
このように、相手の話に出てきたポジティブな感情(楽しい、嬉しい、美味しいなど)をオウム返しのように言葉にすることで、「あなたの気持ち、ちゃんと受け取りましたよ」という共感のメッセージが伝わります。
まとめ:聞く技術が、あなたの未来を切り拓く
会話が続かない原因は、あなたの話が面白くないからではありません。相手の話を心地よく引き出す「聞く技術」が、少しだけ足りなかっただけです。
まずは、自分の会話を振り返り、
- 「でも」「だって」「どうせ」
- 「なるほど」「確かに」
- 「大変だね」の繰り返し といったNG口癖を使っていないか、意識してみてください。
そして、その代わりに魔法の相槌「さしすせそ」を使ってみましょう。
- さすがですね!
- しらなかったです!
- すごいですね!/すてきですね!
- せんすいいですね!
- そうなんですね!(+感情)
この相槌テクニックは、いわば「型」。空手の型稽古と同じで、繰り返し実践することで、あなたの体に染み付き、無意識に使えるようになります。
そして、もしあなたが「こうしたテクニックを、実践的に練習する場が欲しい」「自分の会話の癖を、プロの視点から客観的にフィードバックしてほしい」と感じるなら、私たち「結婚道橋」の門を叩いてみてください。
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